頭皮から出るフケの種類で薄毛を判断できることをご存知ですか?

頭皮から出るフケについて気になったことはないでしょうか?

正常な頭皮の場合、フケは目で見て気になる大きさではありません。

しかし、何らかの頭皮トラブルが起こるとフケの大きさも目立ってきます。

そして、フケの種類についても正常な頭皮と異常を起こしている頭皮とでは変わってきます。

さらさらのフケなのか

湿ったフケなのかで頭皮の状況を判断でき、かつ、薄毛の判断材料にもなります。

ということで、今回は頭皮から出るフケの種類と原因と対策について書いていきます。

1.頭皮からフケが出る原因

頭皮 フケ

嫌なイメージが多いフケについてですが、

これは誰にでも発生します。

気になるフケの正体ですが、、、

それは、頭皮から出る老廃物ととらえてください。

通常皮膚というのは45日前後のサイクルでターンオーバー(新陳代謝)します。

このターンオーバーの際に古くなった頭皮がフケとなって出てきます。

新たな頭皮が古い頭皮を押し出すと考えてください。

押し出された頭皮がフケとなります。

通常の頭皮のターンオーバーで出るフケは垢のようなもので

気になる大きさではありません。

しかし、フケの大きさが気になってきたり、異常に湿っていたり、またはサラサラしすぎたりすると、

何らかの頭皮トラブルを起こしている可能性が高いということになります。

2.フケの量と種類で判断する頭皮の状態

フケ 種類

フケの起こる原因について説明してきました。

どれだけ健康な人でもフケは出るということが分かりました。

では、誰にでも発生するフケの異常はどのように見分けるのでしょうか?

それは、フケの量と種類になります。

これらで頭皮の今置かれている状況を把握することが出来ます。

では、一つずつ見ていきましょう。

2-1.フケの増加

まずはフケの増加についてですが、

これは皮脂や常在菌バランスの崩壊によるものです。

頭皮は身体の中でも特に皮脂の分泌が多いところです。

一日洗わないと、べとべとになってしまう人もいます。

さらに、頭皮には皮脂や汗などを栄養源とする常在菌も存在します。

菌と聞くと悪い物に聞こえますが、違います。

常在菌は、外部からの雑菌や細菌が頭皮に侵入してくるのを防止してくれています。

つまり、頭皮の安全と健康を守ってくれています。

しかし、皮脂の分泌と常在菌のバランスが崩壊すると、

頭皮のターンオーバーも崩れ、結果フケの大量発生などに繋がってしまいます。

発生するフケの種類にも注目です。

2-2.さらさらなフケ

フケがさらさらなのは乾燥している証拠です。

乾燥肌タイプの人に多く見られますが、

過度な洗髪でシャンプーなどの多用も原因と考えられます。

過度なシャンプーはいけません。

皮脂を過剰に洗い流してしまうと頭皮が乾燥し、薄毛を引き起こす原因になります。

潤いがなく乾燥した頭皮は免疫力が低下し、

ターンオーバーの周期が乱れ、余計な細胞までもはがしてしまいます。

もともと乾燥肌の人もいますので、そういった人はさらさらなフケが多くなる傾向にあります。

さらさらなフケが出たら、乾燥しすぎていないか?

シャンプーを過剰に使用していないかをチェックしてみましょう。

2-3.湿っているフケ

湿っているフケが出る人はさらさらなフケの出る乾燥肌タイプの人の反対で、皮脂の溜まりすぎで脂漏性によるものです。

洗髪不足などにより皮脂を十分に洗い流すことが出来ず、皮脂が大量に頭皮にある状態です。

皮脂が大量に頭皮にあれば皮脂を栄養とする常在菌の繁殖も増え、結果

ターンオーバーの周期が乱れ、大量のフケが発生します。

また、洗い残しの皮脂は酸化が進み、ほこりや汚れが付着しやすく、べとべとした脂性のフケになります。

皮脂の分泌が多い人、汗をよくかく人は脂漏性のフケが発生しやすいです。

シャンプーの頻度を見直しましょう。

基本は1日に1回か2日に1回のシャンプーで良いですが、

頭皮の皮脂の量に合わせてシャンプーの頻度を変えましょう。

ただし、多くても1日1回のシャンプーを限度として下さい。

2回も3回もシャンプーをするのは使い過ぎでシャンプーの過剰使用になります。

3.フケと薄毛の関係性

フケ 薄毛

フケの種類で頭皮の状態がある程度把握できることは分かってもらえたと思います。

それが、どのように薄毛に繋がるかを説明していきます。

・フケが多い

・フケがサラサラ

・フケが湿っている

この3つの状態は頭皮に異常が起こっているサインです。

頭皮に異常がおこるということは当然髪にも良くありません。

頭皮トラブルは抜け毛の原因になります。

さらに、乾燥や脂漏性などの頭皮では「脂漏性皮膚炎」などの炎症も起こすことがあります。

炎症が起こった頭皮では、栄養素がうまく髪まで届きません。

通常は毛細血管を通して、血管から栄養と酸素が運ばれてきて

髪の成長を促すのですが、運ばれてきても頭皮が受け入れなければ意味がありません。

なので、フケの増加や乾燥、脂漏性などにより、頭皮トラブルを起こすと

炎症や抜け毛の増加となり、薄毛の原因となるのです。

4.フケ対策と薄毛予防

フケの対策と薄毛予防法としてここで紹介するのは

「シャンプーの選び方と使い方・食事」

になります。

4-1.シャンプーの選び方と使い方

まずすぐできる対策というのはシャンプー選びと使い方を改善することです。

乾燥肌と脂漏性肌では使用するシャンプーは違います。

それぞれのタイプの肌に合ったおすすめの育毛シャンプーについて以下記事でまとめていますので参考にして下さい。

4-2.食事

頭皮トラブルの改善や抜け毛、薄毛を防ぐのに食事の力は欠かせません。

食事で摂取した栄養素が我々の身体を作っています。

当然必要な栄養素が不足すれば、身体に異常が出ます。

人間の身体は約37兆個の細胞から出来ていると言われています。

そのどれもが、食事による栄養や酸素により細胞分裂を繰り返しています。

なので、食事からとれる栄養素は我々の身体の修復と成長には欠かせないのです。

それぞれの栄養素がどのように頭皮に作用するのか把握し、食生活を変えていきましょう。 

5.まとめ

ここまで、「頭皮から出るフケの種類で薄毛を判断できることをご存知ですか?」

ということでお話してきましたが、いかがだったでしょうか?

簡単におさらいをします。

・フケは健康な人でも出るもの

注意しなければいけないのは

・フケの大量発生

・さらさらなフケ

・湿っているフケ

の3つの状態です。

この3つのこと以外にフケの大きさにも注目しましょう。

通常の頭皮のターンオーバーで出るフケは垢のようなもので

気になる大きさではありません。

そして、フケの状態がこれらのようになるということは、何らかの頭皮トラブルが起こっている可能性が高いということです。

頭皮トラブルが起こると

頭皮に炎症が起き、抜け毛に繋がり、薄毛のリスクを高めてしまいます。

対策としては

・シャンプー選びと使い方

・食事

の2つです。

フケに異常が見られた際は、頭皮状況を確認して、これらの対策を行っていきましょう。

薄毛は早期発見と早期対策が一番改善率が高いので、

抜け毛や炎症が起こらない為にも、薄毛にならない為にも、これらのことに注意していきましょう。

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