高校生時代にブリーチを使いまくった筆者のさかたいです。
突然ですが、「ヘアカラーをしたくなる時期ってありますよね?」
しかし、ヘアカラーは薄毛の原因になることをご存知でしょうか?
おしゃれをしたい時、色髪にあこがれる時、夏休みなどの大型連休など、、、
僕も高校時代はいつも夏休みに染めていました。
しかし、この行為が若ハゲの進行を早めたと、今なら思います。
「1学期の終了当日に髪をブリーチし、2学期が始まる一日前に黒染をする」ということを繰り返していました。
今思うと、めちゃくちゃやってたな、、っていう印象です。
カラーリングと薄毛の関係についてハッキリ言うと、、、
「カラーリングは薄毛の原因になる」ということです。
今日は、
・カラーリングと薄毛の関係性
・カラーリングで薄毛にならないように少しでも防ぐ方法
・薄毛でもカラーリングをしたい場合の方法
について説明していきたいと思います。
1.薄毛の原因にもなるヘアカラー
冒頭でも言いましたが、結論から言うと、「ヘアカラーは薄毛の原因になる」です。
カラーリングの薬剤というのは、科学的な成分が多いです。
これらの成分が頭皮に付着してしまうと、炎症や毛穴のつまりなどに繋がります。
炎症が起こると、思わぬ頭皮トラブルに繋がり、抜け毛が増えたりします。
また、毛穴が詰まると、皮脂の分泌バランスの崩壊や汚れが溜まるなど、薄毛になる頭皮環境を作りやすくしてしまいます。
化学製品ということは本来人間が触れてこなかったものです。
シャンプーなど、化学成分含んでいるものが出てきて現代の主流になって、まだ100年もたっていません。
我々の細胞は1万年前から変わっていないと言われています。
1万年前には当然シャンプーもカラーリング剤もありません。
よく分からないようなカタカタの名前が並ぶ製品が頭皮にいいとは到底思えませんよね?
カラーリングが薄毛の原因になる理由
カラーリングの薬剤は、キューティクルを無理に開き、色素成分をコルテックス(髪の毛の芯に当たるところ)にまで浸透させることで髪をきれいに染める仕組みになっています。
髪の外側だけをコーティングするカラートリートメントやカラーバターというのがありますが、外側だけのコーティングのため、色落ちもしやすいです。
外側だけコーティングするからと言って安心はできません。
美容師いわく、
表面をコーティングしている薬剤が剥がれる時、キューティクルまで一緒に剥がれてしまうこともあると言われています。
キューティクルを無理に開く作用も表面をコーティングする作用のどちらも、髪への負担が大きいということになります。
2.カラーリングは主に5種類ある
カラーリングは主に以下の5種類があります。
・アルカリ性カラー
・ヘアマニキュア(酸性カラー)
・塩基性カラー
・ブリーチ剤
・ヘナカラー (ハーブカラー)
この5種類のカラーリングの中でも、髪ダメージが多い物と少ない物があります。
髪ダメージが多いカラーリング
・ブリーチ剤
・アルカリ性カラー
髪ダメージが少ないカラーリング
・ヘナカラー
・ヘアマニキュア
・塩基性カラー
それでは1つずつ見ていきましょう。
2-1.アルカリ性カラー
アルカリ性カラーは一般的に美容室で用いられる方法です。
永久染毛剤ともいいます。
アルカリ性カラーは髪への負担が大きいです。
髪がかなり傷んでしまいます。
また、まれにアレルギーでかぶれる人もいます。
2-2.ヘアマニキュア(酸性カラー)
半永久染毛剤とも言い、髪の外側をコーティングするものになります。
主に白髪染めなどで使用される場合が多いです。
2-3.塩基性カラー
カラートリートメントやカラーバターなどとも呼ばれ、一番色持ちが弱い物です。
トリートメントの中にカラー剤が入っているものなど、自宅でも気軽に使用できるのが特徴です。
ヘアマニキュアと一緒で、髪の外側をコーティングします。
2-4.ブリーチ剤
アルカリ性カラーでは出来ない明るさでも、ブリーチ剤では可能です。
ブリーチ剤は色素を髪に入れるのではなく、脱色により、髪の色素を抜いています。
繰り返し使用することにより、髪色が黄色や白へと近づいていきます。
しかし、髪ダメージはアルカリ性カラー以上に強力です。
一番髪と頭皮を痛めます。
使用する際は極力頭皮には付けないようにして下さい。
出来れば、美容室でやってもらいましょう。
2-5.ヘナカラー(ハーブカラー)
植物を成分としているため、髪への負担が一番少ないカラーリングとして知られています。
頭皮と髪へのダメージが無いように、または最小限に抑えるのなら、ヘナカラーにしましょう。
少なくとも、他のカラーリング方法より、ダメージが少ないと言われています。
全く髪ダメージが無いわけではないので使用の際は頭皮には付けないようにしましょう。
3.カラーによる薄毛を防ぐ3つの方法
薄毛とヘアカラーの関係性とカラーリングの種類を見てきました。
薄毛のリスクを高めてしまう可能性のあるヘアカラーですが、おしゃれや好みの一環でなかなかやめられないという人もいると思います。
その場合は、以下の3点に注意し、薄毛のリスクを防ぎましょう。
・美容室で施術してもらう
・カラーリング後のケアをしっかりする
・頻度を減らす
これらのことに注意しましょう。
では、一つずつ見ていきます。
3-1.ヘアカラーは美容室で!
ヘアカラーをする際は、極力美容室でやってもらいましょう。
薬局などの市販の染粉で自宅でも簡単にできますが、自分でやってしまうとどうしても頭皮に薬剤が付きやすくなります。
技術の高い美容師さんであれば、ゼロテク(頭皮に着くギリギリのところまで染める高等テクニック)などのテクニックを持っている場合もあるでしょう。
それであれば、頭皮に薬剤が付着する確率も下がるので、自分で染めるより何倍も安全です。
また、市販の染粉は安いだけあって、髪を傷つける成分が多いとも言われています。
なので、どうしても髪を染めたい時は美容室で行いましょう。
3-2.ヘアカラー後にする対策
ヘアカラー後のケアは大切です。
シャンプーやドライヤーでも髪を傷つけてしまうことがあるので、ヘアカラーした当日だけでもシャンプーとドライヤーは控えましょう。
「薄毛の原因は日用品のシャンプーにも潜んでいることをご存知ですか?」でも話しましたが、シャンプーとドライヤーの仕方にも薄毛に繋がるリスクがあるので、確認しておきましょう。
そして、トリートメントなどで、髪の保湿やケアもしましょう。
3-3.ヘアカラーの頻度を減らす
カラーリングの頻度を減らすのも、効果的です。
短期間に何度も髪のキューティクルを刺激すると、ダメージも蓄積していきます。
それに、このような刺激は髪にも頭皮にも良くありません。
キューティクルというのは髪のバリア機能なので、そう何度もはがしてはいけません。
月1回のカラーリングを月2回にするなど、工夫しましょう。
4.薄毛でもカラーをしたい場合
ここまで、「カラーリング剤が髪ダメージとなり、薄毛の原因になる」という話をしてきました。
それでも「どうしてもカラーをしたい!」という人もいると思います。
その場合は、頭皮の色に合わせたカラーにしましょう。
実は、カラーにより薄毛を目立たなくする方法もあります。
それは、髪を頭皮と同じような色にするというものです。
頭皮に近い茶色系や金、シルバーなどの派手な色で、あえて髪を目立たせて、薄毛に注目がいかないようにするという人もいます。
このように、頭皮と同じような色にすることで薄毛を目立たせないということは可能ですが、やはりカラーによる髪ダメージが気になります。
あまりおすすめは出来ません。
どのようなカラーリング剤でも髪にダメージを与えることは理解してもらえたと思いますので、極力、カラーはしないようにするのがいいです。
それでも、カラーをしたい場合は、薄毛を目立たせないような色にするなどの工夫をしましょう。
5.まとめ
ここまで、「薄毛の原因になるヘアカラー!カラー剤のダメージを減らす3つの方法」ということで話してきました。
簡単におさらいをします。
まず、カラーリングは薄毛の原因になるという理由は以下の2つです。
・薬剤の頭皮への付着による炎症や毛穴のつまり
・髪のキューティクルが剥がれ、バリア機能が低下する
そして、カラーリングの方法は主に、以下の5種類です。
髪ダメージが多いカラーリング
・ブリーチ剤
・アルカリ性カラー
髪ダメージが少ないカラーリング
・ヘナカラー
・ヘアマニキュア
・塩基性カラー
基本は5種類すべてが頭皮と髪にダメージを与えると考えておきましょう。
それでもどうしてもカラーをしたい場合は以下の3つのことに注意しましょう。
・美容室で施術してもらう
・カラーリング後のケアをしっかり
・頻度を減らす
美容室でカラーリングしてもらった方が技術面でも、安全面でも安心です。
そして、頻度を減らすことと、カラーリング後のケアもしっかりと行いましょう。
薄毛でもカラーをしたい場合は、頭皮の色に合わせるかあえて派手な色にして薄毛を目立たなくしましょう。
基本はどのようなカラーリング方法でも頭皮と髪を痛めるということを覚えておきましょう。
おしゃれをしつつも髪の健康を維持していくことを意識することで、薄毛になるリスクも減ってくると思います。
適度なカラーリングは気分転換にもいいので、あまり神経質にならずに、薄毛対策をしつつ楽しんでいきましょう。