「薄毛には亜鉛を摂ることが有効」と聞いたことのある人も多いと思いますが、その答えは本当です。
亜鉛は薄毛防止以外にも多くのいい効果を人体にもたらしてくれます。
髪の毛の成長やハリ、コシを出すためにも重要な役割を担っています。
人間の体内で生成出来る栄養素もありますが、亜鉛の場合は、
食材とサプリからしか摂取出来ないので、毎日の食事で亜鉛を摂取することはとても大切です。
近年、男女ともに亜鉛不足になっていると言われています。
その原因はファストフード、偏った食生活や無理なダイエットなど多くの原因が考えられています。
DNAの合成や乳児の発育にも必要な栄養素です。
生命維持にも必要な亜鉛ですが、
髪の毛との関係性についても詳しく説明していきます。
1.亜鉛とは
亜鉛とは、数千種類以上ある酵素のうち約250～300種類の形成に欠かせない重要なミネラルになります。
また、生きる上でも亜鉛はとても大切な栄養素になります。
亜鉛が不足してしまうと、酵素の形成が機能しなくなり、免疫の低下、肌トラブルや生殖機能の低下（精子量の減少）などといった異常を起こす可能性が高くなってしまいます。
亜鉛の効果は様々で、酵素の形成以外にも、新陳代謝アップ、細胞分裂の働きをサポート、精子の生成、免疫力の強化、血糖値を落ち着かせる、など多くの効果を人体にもたらしてくれます。
もちろん、髪の毛の成長、健康維持にも大いに役立っています。
2.亜鉛が髪の毛に与える効果
亜鉛はアミノ酸からケラチンを合成するのに必要不可欠です。
髪の毛の主成分である18種類のアミノ酸で構成されている「ケラチン繊維」というたんぱく質です。
また、薄毛の原因となる酵素（5αリダクターゼ）の働きを抑える効果があると言われています。
髪の毛の主成分である「ケラチン繊維」の合成と、
男性型薄毛に効果のある栄養素なので、積極的に摂取していきましょう。
ただし、1日の摂取量には上限がありますので、それについては「5.亜鉛の摂取量に注意」で解説しています。
髪の毛の薄毛予防と健康維持のためにも亜鉛を食事かサプリで補いましょう。
3.亜鉛が摂取出来る食材
亜鉛は人間の体内で生成することは出来ないので食材かサプリで摂取しなければいけません。
亜鉛が摂取できる食材は、
・牡蠣
・豚レバー
・牛レバー
・牛肩ロース、牛もも肉
・チーズ
などがありますが、この中でも特に多く亜鉛を含む食材が牡蠣になります。
成人男性の1日当たりの摂取目安の10㎎でしたら、
牡蠣で約6粒～8粒程度
牛もも肉なら約250g程度
になります。
亜鉛1日当たりの摂取推奨量
・成人男性（15～69歳）・・・10㎎
70歳以上・・・9㎎
・成人女性（15～69歳）・・・8㎎
70歳以上・・・7㎎
普段の食事で摂取出来ればいいのですが、なかなか摂取出来ないという場合はサプリでも摂取が出来ます。
4.亜鉛が摂取できるおすすめサプリ
普段、食事から亜鉛を思うように摂取出来ない人はサプリの使用も検討してみてください。
こちらで紹介しているサプリは全て亜鉛を含んでおります。
薄毛予防や育毛効果の期待出来るサプリに多く亜鉛を含んでいるものが多いです。
薄毛改善と共に亜鉛による恩恵をサプリで受けることが可能です。
5.亜鉛の摂取量に注意
亜鉛は、1日の摂取量の上限が定められています。
成人男性で40～45㎎ほど、成人女性で30～35㎎ほどが1日の亜鉛の摂取上限です。
牛もも肉に例えるなら1日1kgほどの量になります。
食事でこんなに摂取することはないと思いますが、サプリとの併用により摂取過剰になってしまうことがあるので注意しましょう。
亜鉛の過剰摂取による症状
・下痢や嘔吐
・脱毛
過剰摂取が続くと脱毛に繋がることもあります。
薄毛対策と髪の毛の健康維持のために摂取するのが目的なので、摂取のしすぎで脱毛を引き起こすことでは本末転倒です。
食事での摂取が難しい人はサプリの使用をおすすめします。
育毛効果の期待できるサプリに亜鉛も含んでいるものが多いので、亜鉛の摂取と薄毛改善の両方に役立ててください。
普段食事でも亜鉛を摂取できる場合は、サプリの使用と調整してください。
食事による亜鉛摂取量とサプリによる亜鉛の摂取量に注意し適切に摂取しましょう。
6.まとめ
今回は、亜鉛と髪の毛の関係性について説明しました。
亜鉛による髪の毛の育毛効果は期待できます。
しかし、亜鉛のとりすぎは返って逆効果になってしまいます。
1日の亜鉛摂取推奨量（8㎎~10㎎）を理解したうえで、食事とサプリから摂取するようにしましょう。
健康的な髪の毛を育てるのには、亜鉛だけではなく、その他のミネラルやビタミンなどの栄養素も必要です。
バランスよく食事をし、栄養素の偏りの無いようにしていくことが一番育毛には効果的です。
