「若ハゲを一刻も早く何とかしたい」「若ハゲ予防法や対策法を知りたい」「若ハゲは改善されることはあるのか?」と近年若ハゲで悩む人が増加しています。
若ハゲの改善や予防法、チェック法など実際に気になることが沢山あります。「若ハゲであることに気付くかどうか」「早期対策や予防をするかどうか」この二つで若ハゲの将来が決まると言っても過言ではないでしょう。
ハゲについての本を十数冊読んだ知識と僕の経験をもとに以下のことを解説していきます。
・若ハゲの原因
・若ハゲの対策と予防法
・早期対策と晩期対策の違い
・若ハゲの人が抱えるQ&A
1.若ハゲは何歳から?原因とは
皆さんはハゲと聞くとどこの国の人を想像しますか?きっと、欧米諸国を想像した人は少なくないでしょう。
実は世界毛髪マップによると、アメリカやカナダなどの北中米では約30%~40%の人がハゲの傾向にあります。もっともハゲの割合が多い国はチェコの43%です。
日本はというと、約27%です。他国と比べると割合が少ないと思われがちですが、アジアでは№1をほこっています。中国や韓国は約20%です。
この割合にはある共通点があります。それは、先進国ほどハゲの割合が多いということです。「先進国の人の方が人間関係や過酷な残業でのストレスを抱え、不規則な食生活や偏食をしている人が多い」ということがハゲの割合増加に関係していると考えられています。高齢化が進んでいるということも要因の一つでしょう。
ここまで聞くと、「食生活を改善すれば」「ストレスを減らせば」ハゲは解消されるのではないかと思われがちですが、そうではありません。実は、ハゲになりうる原因は他にもあります。その原因は抜け毛の状態で確認できます。
1-1.若ハゲになる原因を抜け毛でチェック
抜け毛で若ハゲが進行しているかどうかを判断する方法は二つあります。それは、「抜け毛の量」と「抜けた髪の毛の状態」です。
一つずつ解説していきます。
1-1-1.抜け毛の量
1日の抜け毛の量の正常範囲はおおよろ100本前後だと言われています。「え?100本も!?」と思われる人もいると思いますが、問題ありません。
人間のヘアサイクル(毛周期)には成長期や退行期、それから休止期があります。この休止期に抜け毛が起こります。
髪の毛の平均本数はおおよそ10万本です。そのうちの1万5千本は休止期に入っていると言われています。つまり、1万5千本の髪の毛はいつ抜けてもおかしくないということです。
仕事をしているときやお風呂に入っているとき、寝ているときなど一日の生活の中で100本程度抜けているのはごく自然です。
あまり神経質になって抜け毛の本数を1本1本数える必要はありません。返ってストレスになり抜け毛が増えてしまいます。
「いつもより抜け毛の本数が増えた」「枕につく抜け毛の量が多くなった」「洋服に髪の毛がいっぱいついている」など普段より抜け毛が多くなったと感じるならそれは若ハゲが進行している可能性が高いです。
1-1-2.抜けた髪の毛の状態
抜けた髪の毛の状態で若ハゲの進行によるものなのか、自然に抜けたものなのかを把握できます。そのポイントは3つあります。
自然な場合…毛根がマッチ棒のように丸く膨らんでいる。
若ハゲの場合…色が全体的に白く、べたつきなどがある。形がとがっていたり、毛先から尻尾のようなものが出ている。
自然な場合…太くある程度の長さがある。
若ハゲの場合…細く弱弱しい上に、短い。
自然な場合…100本前後。
若ハゲの場合…ご自身の体感的に「いつもより枕に多く抜け毛がついている」「排水溝に抜け毛が沢山溜まる」と感じる。
1-2.10代でハゲ始める人もいる?!
近年では、10代と比較的若年層でも薄毛が進行してしまうケースもあります。先進国ほど、その傾向が強いとも言われています。
では、なぜ「若ハゲ」というものが増加傾向にあるのでしょうか?男性ホルモンによる影響や食生活の欧米化、ストレス、など考えられる要因は沢山あります。
薄毛が進行し、若ハゲになったとしても諦めてはいけません。むしろ諦めたくない気持ちの方が圧倒的に強いでしょう。
僕自身24,5歳から薄毛が進行し、いわゆる若ハゲになっていったので辛さは誰よりも分かっています。諦めと絶望の渦に飲まれそうになります。が、そこをぐっとこらえ効率よく若ハゲ改善に向けて努力する必要があります。
2.どうして若ハゲになってしまうのか?
どうして若ハゲが進行してしまうのかについて以下の通りまとめました。
2-1.遺伝によるもの
遺伝による若ハゲの進行は、一番の原因と言っても過言ではありません。父親や祖父がハゲているからと言って自分もハゲるとは限りません。
家族にハゲの人がいなくても自分がハゲてしまうこともあります。「そんなことあるか!?」と思うかもしれませんが、実際にそんなことあるんです。
もちろん家族にハゲの方がいると、自分も遺伝を受けてハゲやすくなっている可能性が高いです。
では、なぜそんなことが起きるのかというとそれは男性ホルモンによる影響です。男性ホルモン(テストステロン)が体内の酵素5αリダクターゼによってDHT(ジヒドロテストステロン)に変化するから若ハゲが進行してしまうのです。
DHTが毛根のさらに奥の毛乳頭に悪さをし、髪の毛の成長を抑制します。さらに、髪の毛が抜け落ちやすいように働くのです。
ただ、DHTだけでは薄毛は起きません。DHTを受容する男性ホルモンのレセプターがあるかどうかです。次から次へとよくわからない単語が出てきましたが、要はDHTを受ける皿がレセプターだと思ってください。
DHTができたとしても皿がなければ、悪さをできません。この皿があるとDHTが皿の上に乗り悪さをしてしまうということです。
「遺伝だ遺伝だ」と言われているのは、この皿(レセプター)のことです。男性ホルモンの質や量ではなく、男性ホルモンのレセプターが遺伝されているかどうかによって、薄毛が発症するか否かが決まってきます。
両親からこのレセプターを受け継ぐことが薄毛遺伝です。
2-2.食生活の乱れ
朝ごはんを食べない日はありますでしょうか?自炊がめんどくさくマクドナルドなどのファーストフードばかり食べていないでしょうか?野菜がない食事をしていないでしょうか?
これらに心当たりがある方は、食生活が乱れており若ハゲを進行させている可能性が高いです。
人間の身体はほぼ100%タンパク質で出来ています。もちろん髪の毛も例外ではありません。髪の毛はケラチンというたんぱく質で出来ています。
タンパク質はアミノ酸がたくさん繋がったものです。アミノ酸を取るためには、野菜や乳製品、魚などあらゆる食材の栄養が必要になります。
ですので、「朝ごはんを食べない」「ファーストフードやコンビニばかり」「野菜を全くとらない」これらの行為は全て若ハゲの進行の原因になりえます。
2-3.過度なストレス
世の中が便利になればなるほど生活は楽になります。しかし、それとは真逆にストレスは増える一方です。アジアの先進国である日本ではそれが如実に表れています。
仕事のストレス、対人関係、家族などストレス要因は日常のありとあらゆるところに転がっています。通勤通学の満員電車だってそうです。
人間関係や仕事のプレッシャー、過労、精神的にも肉体的にもストレスを感じすぎてしまうと自律神経が乱れます。自律神経が乱れると、寝つきや血流が悪くなったり内臓の働きが低下するなど複合的に絡み合い負のスパイラルができてしまいます。
血流が悪くなれば、髪の毛まで栄養が運ばれません。髪の毛が育ちにくく、細くなることの原因になり若ハゲを引き起こしてしまいます。
過度なストレスは若ハゲの大きな原因と言えます。
2-4.睡眠が不十分
睡眠が不十分だと、日中に食事から摂取した栄養素が頭皮まで届きません。人間は生命維持に必要な臓器から優先的に栄養を届けます。つまり、直接生命維持に関係のない髪の毛に栄養が届くのは最も優先順位が低いのです。
睡眠が不十分だと、ただでさえ栄養が届きにくい頭皮に拍車をかけるかのように栄養を届けなくなってしまいます。
頭皮に栄養が届かなければ当然髪の毛の成長もないので、若ハゲが進行してしまうのを止めらせません。
2-5.毛周期の乱れ
毛周期という言葉を聞いたことありますでしょうか?毛周期とはヘアサイクルのことです。人間は3年~6年かけて髪の毛が成長していきます。
強くて太い毛に成長するにはこれだけの期間がかかります。しかし、毛周期が乱れてしまうと毛が完全に成長しきる前に抜け落ちてしまいます。
細くて柔らかい毛がよく抜けるようになります。通常一つの毛穴には約3~5本の髪の毛が生えています。
毛周期が乱れると、徐々に一つの毛穴から生えている毛の本数が減ります。さらに、細く弱い毛になっていきます。最終的には毛穴から全ての毛が抜けてしまうのです。
このように徐々に健康な髪の毛が抜けていき、若ハゲが目立つようになっていくのです。
2-6.頭皮ニキビなど病的なもの
頭皮ニキビや脂漏性皮膚炎など病的なものによっても髪の毛が抜けてしまうことがあります。頭皮ニキビができやすい人は日ごろの不摂生が原因である可能性が高いです。
頭皮ニキビ等のできものが出来やすい人はまず皮膚科に通うことをおすすめします。
2-7.シャンプーなどのヘアケアの間違い
「シャンプーのし過ぎ」「爪を立てて頭を洗っている」「お風呂の後に髪を乾かさない」これらは若ハゲを進行させてしまう原因になります。
シャンプーのし過ぎで皮脂が過剰に洗い流されてしまい、頭皮が乾燥しやすくなってしまいます。爪を立てると頭皮に傷がつきます。髪を乾かさないと頭皮に雑菌や細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
このように、シャンプーの仕方や日ごろのヘアケア一つで若ハゲのリスクを上げるのも下げるのもできます。
3.若ハゲ予防法5選
ここまで若ハゲになり得る様々な原因を見てきましたがいかがだったでしょうか?自身に当てはまるような習慣もあったのではないでしょうか?
実際僕の場合はほとんどが当てはまっていました。家族にハゲの人もいます。食生活の乱れやヘアケアを怠ったりと、、、
今思えば若ハゲになって当然の行いをしてきたようにも感じます。しかし、そんな間違った行いも気づき対策を行えば、改善される可能性が非常に高いです。
ここからは、若ハゲに効果的な対策について5つ紹介します。今日からでも出来るものばかりですので、ぜひ取り組んでみてください。
3-1.食事の栄養バランスを考える
肉一色の食事やコンビニ・ファーストフードばかりの食生活ではなく、野菜や乳製品、たまご、お肉など極力多くの品目を摂取し栄養を髪の毛まで届けるようにしましょう。
人間に必要不可欠な3大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)とビタミン及びミネラルを食事から摂取することが大切です。
バランスを考え、栄養が摂れる食事は身体の健康につながるだけでなく、髪の毛の成長にも大きく貢献します。食事が偏っていると感じる人は是非今日から改善していきましょう。
3-2.適度な運動をする
適度な運動をすることによって血流が良くなります。血流が良くなれば、食事により摂取した栄養素を毛根まで運んでくれます。
血流をよくする運動としていいとされるのは、有酸素運動です。軽いジョギングやウォーキング、サイクリングなど自身に無理のない程度の運動から始めていきましょう。
20分~30分有酸素運動ができるといいでしょう。いきなり毎日運動するのはきついですので、まずは1週間に1度でもいいので、運動を始めることが大切です。
慣れてきたら徐々に頻度を増やせばいいのです。
3-3.正しいヘアケアをする
もっとも注意したほうが良いのがシャンプーです。
シャンプーをするときは、以下のことに気をつけるようにしましょう。
「爪を立てない」「シャンプーを使いすぎない」「シャンプーを使用するのは1日に1回まで」「髪はちゃんとドライヤーで乾かす」
シャンプーは化学製品です。1日に2回お風呂に入ることがあってもシャンプーは1日に1回にしましょう。
これらのことを気をつけるだけでも、髪を痛めにくくなり若ハゲ改善に効果が期待できます。
3-4.育毛剤を使用する
育毛剤の使用はお金がかかってしまいますが、若ハゲ改善効果期待度は高いです。食生活の改善などの生活習慣を変えるとともに育毛剤も使用できれば、脱若ハゲが加速します。
しかし、育毛剤はお金がかかります。自由に使用できるお金がある人ならいいですが、なかなかそこまで余裕がないという人もいます。
余裕のない人は、生活習慣の改善に集中しましょう。すぐに育毛剤を使用したいところですが、そこは自由に使用できるお金ができてからでも遅くありません。
まずは、改善していこうと意識し行動していくことが重要なのです。
僕は、若ハゲ改善に向けてチャップアップという育毛剤を使用していましたが、おすすめです。気になる方はチェックしてみてください。
3-5.AGAクリニックを受診する
最後に紹介するのは、AGAクリニックの受診です。クリニックも様々あります。薬の処方のみのクリニックもあれば、直接頭皮に施術を行うクリニックもあります。
こちらもお金がかかってきますので、余裕のある人はAGAクリニックの受診も視野に入れましょう。育毛剤の使用よりも専門的な治療が受けられますので、効果の期待度は高いです。
最もおすすめなのは、全国展開しているAGAスキンクリニックです。以下記事でAGAスキンクリニックについて詳しく書いてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
4.若ハゲについてのQ&A
ここまで、若ハゲになる原因と効果的な対策について解説してきました。ここからは、質問頻度の多い若ハゲに関する疑問についてまとめていますので、良かったら参考にしてください。
5.まとめ:若ハゲ予防と対策&若ハゲチェック法や早期対策の有効性
若ハゲである事に気づいた時、すぐに対策をし行動していくことが改善への第一歩です。
若ハゲに効果があると言われていることは、実践してみる価値はあります。「何もしなかった後悔」よりも「何かをした後悔」の方が、何倍もましだということです。
成功していたかもしれないという心残りの方がずっと心に残るということです。
若ハゲ対策は、時間もお金も必要です。無理せず、自分のできる範囲内のことから始めていきましょう。このサイトでは、若ハゲについての沢山の情報を詰め込んでいますので参考にしていただければ幸いです。