生え際の後退は薄毛の中でも目立ちやすいが対策も取りやすい

「生え際の後退が気になる」「生え際薄毛を何とかしたい」「生え際を集中的に育毛したい」と生え際薄毛(後退)に悩みを抱え、一刻も早く対策を取り辛い状態から解放されたいと思っている人は多くいるでしょう。

若ハゲの中でも、「特に気になるのは生え際!」と悩んでいる人も少なくありません。生え際の後退は目立ちますが、対策も取り組みやすいです。

このページでは、以下のことを解説しています。

・生え際が後退する原因とは?

・生え際が正常かどうか確認する方法について

・生え際の後退に効果のある対策について

生え際の後退は薄毛のタイプの中でも目立ちやすいです。毎日鏡を見ると思いますので、「生え際が後退している!」と気付くのも早いので比較的初期の段階から対策を行っていくことが可能です。

僕も若ハゲで20代前半から薄毛に悩んでいました。生え際が薄くなり始めたことが気づいたきっかけです。明らかに前髪の量が減っていて、スカスカになり始めていました。

それから徐々に髪の毛の量が減少し、生え際から前頭部までが、かなりのスカスカ状態になりました。僕の場合は生え際が後退するというより生え際が薄くなり始めました。

なので、変に前髪を伸ばすと、とても不自然です。対策に至るまで時間がかかりましたが、いざ対策を始めて、育毛に専念したら、生え際の髪の毛も取り戻しつつあります。

このページをご覧いただければ、生え際後退の原因と自分の生え際が正常なのかどうかを理解することができます。また、生え際の後退に有効な対策についても把握できるので、生え際の後退を止めることができ、かつ、髪の毛を取り戻すのに役立ちます。

1.生え際が後退する原因は遺伝だけではない?!

生え際原因

薄毛の中でも特に目立つ、生え際の後退だが、その原因は遺伝だけではありません。もちろん、遺伝による影響が大きいと言われており、90%以上が遺伝の原因だと考えられています。

男性の体内で「テストステロン」というホルモンが大量に分泌されており、この「テストステロン」は男性のたくましい身体の形成に役立っています。

しかし、この「テストステロン」という男性ホルモンが体内の「酵素(5αリダクターゼ)」の作用によって「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変化すると、毛乳頭(毛根の芯)に悪さをします。

その結果、思うように成長出来ない毛が増えて、髪の毛の量が減ったり、生え際の後退へと繋がっていきます。このDHTの作用が繰り返されて、最終的には産毛しか生えてこなくなってしまいます。

つまり、男性ホルモンに酵素が作用しやすい体質、DHTが悪さをしやすい体質が遺伝されます。そして「遺伝と薄毛の関係性」でも説明していますが、男性ホルモン受容体のレセプターが遺伝されることが一番薄毛につながります。

1-1.生え際後退の種類

生え際後退にも2種類あります。それぞれ対策しやすさと対策の仕方が異なります。

①生え際の位置が後退する。

おでこが広くなり、生え際の位置が明らかに後退している状態です。薄毛の悩みの中でも生え際の後退は結構多い部類に入ります。

生え際後退の対策について詳しくは後述しますが、髪型の変更だけでもかなり目立たなく出来ます。

②生え際の後退はそこまでないが、全体的に薄くなり始める。

写真を見てもらえれば分かると思いますが、僕は完全にこのタイプです。

生え際後退

生え際の位置の変化はないのですが、明らかに全体的に薄くなっています。僕が思うに生え際の後退より、全体的に薄くなる方が対策はしにくいと思います。

今でこそ、かなり回復出来ていますが、悩んでいた時期は外に出るのが苦痛で仕方なかったですね。

1-2.遺伝以外の原因による生え際後退

遺伝以外にも「生活習慣の乱れ、環境による影響、食生活の乱れ」などが生え際後退の原因になります。

1-2-1.生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れは特に若い世代に見られる傾向が多いです。昼夜の逆転、徹夜による睡眠不足、過度なヘアカラーやパーマなどのヘアアレンジがあります。これらはどれも頭皮に良くありません。

夜は成長ホルモンが一番分泌されるので、その時間に寝ていないと当然髪の毛に悪影響です。過度なヘアカラーも頭皮と髪の毛を痛めてしまいます。

「美容院なら大丈夫!」と思っている人もいますが、市販の髪染と美容院でやってもらう髪染にそうなに大きな差はありません。どれも同じ科学製品なので、当然よくありません。

・夜更かしを控える。

・過度なヘアカラーとアレンジを控える。

おしゃれをしたい気持ちは分かりますが、この2点は控えるようにしましょう。

1-2-2.環境による影響

帽子やヘルメットをかぶる仕事が多い人は薄毛の危険が高くなります。帽子やヘルメットをかぶると髪の毛が蒸れたり、擦れたりして薄毛の原因になります。

仕事でやむを得なくかぶる場合は、通気性の良い帽子やヘルメットを使用するようにしましょう。

ヘアサロンモデルも髪の毛を酷使するので避けたいですが、好きでやっている人もいるのでそこは、頭皮や髪の毛を痛めないように工夫できれば、するようにしましょう。

1-2-3.食生活の乱れ

戦後の日本は食の欧米化が急速に進みました。我々の住んでいる日本では、動物性たんぱく質や脂質の摂取量が増え、炭水化物や食物繊維の摂取量が減りました。

髪の毛を育てるのにいいとされるのは基本、3大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)とビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することです。

しかし、好きなものを好きなだけ食べられる時代なので、バランスよく食事から栄養を摂取することが難しくなっています。

24時間いつでも食べられるマクドナルドなどのファストフードやコンビニの普及により食から摂取できる栄養の偏りが大きくなっています。

特に若い世代の野菜不足が目立っていると言われています。食生活の乱れにより、近年「若ハゲ」で悩んでいる人も少なくありません。

関連記事で詳しく記載しましたが、僕も20代前半から若ハゲに悩んでいたので、少なからず食生活の影響もあると思っています。

日本食は世界でも有数の栄養バランスを誇っていたが、いまではそれも崩壊してきています。

後述しますが、髪の毛を育てるのに一番いいのは、一日の食事の品目(目安:30品目)をなるべく多くし栄養バランスを考えたメニューにしていかなければいけません。

1-3.毛穴の数は生まれた時からすでに決まっている

人体にはおよそ500万本の毛が生えていると言われています。掌や足裏を除いて、細い産毛なども含めると、ほぼ人体全てが毛におおわれています。軟らかい毛や硬い毛など毛質もそれぞれ違います。

そして、髪の毛の平均本数は約10万本です。当然これは平均値なので、多い人と少ない人に個人差があります。多い人で14万本、少ない人で6万本です。

髪の毛の量で倍も差が出ることもあります。実は、生まれた時点で毛穴の数、髪の毛の量が多いのか少ないのかが既に決まっています

人種によっても髪質や量が変わってきます。これらは全て、遺伝による影響を強く受けていると言えます。

つまり、髪の毛の量が多い人は多少薄くなり始めても目立ちにくいが、髪の毛の量が少ない人だと目立ってしまいます。毛穴の数、髪の毛の量が生まれた時から決まっている以上、生まれた時以上に髪の毛を増やすことはできません。

しかし、減ってきた髪の毛を元のように育毛することは可能だと思います。コシのある強い黒髪に戻していくために、髪の毛のケアをして、自分に合った対策を行っていけば生え際の後退や薄毛は改善できると思います。

2.生え際が正常かを確認する方法

生え際

生え際が正常かを「おでこの広さ、頭皮の状態、抜け毛の本数や状態」で確認します。どれも、簡単に出来るので時間のある時に確認してみてください。

2-1.おでこの広さを確認

おでこの広さが正常範囲内かを、人差し指、中指、薬指、小指の4本の指の内、3本を使って確認します。眉毛の上から指を3本当てて、1番上の指から生え際までの隙間が無ければ正常と思われます。

しかし、隙間がある場合は生え際の後退が進んでいる可能性があります。おでこの広さには個人差もありますので、一つの目安として下さい。

これを定期的に行い、記録(写真など)しておくと後々生え際が後退しているかどうかの確認の材料になります。

2-2.頭皮チェック

続いて頭皮チェックです。生え際の後退のみならず、薄毛全般に効果のある確認の仕方なので、試してみてください。

①指の腹で頭皮の硬さと動きを確認する。
生え際や頭頂部は薄毛になりやすいので、耳の上と生え際や頭頂部の皮膚の硬さを比べてみてください。耳の上の方が軟らかいし動きが軽いと思います。

軟らかく抵抗なく動く頭皮が正常で、硬く動きずらい頭皮が血行不良などで不健康な頭皮です。

②頭皮の厚さを確認する

頭皮の厚さにも違いがあります。「健康な頭皮は厚く、薄毛の悩みのある個所の頭皮ほど薄い」ということが多いです。これも触ってみると案外わかりますのでやってみてください。

畑と一緒で、土が無い畑では作物は満足に育ちません。土が頭皮に該当します。

なので、頭皮が薄いと髪の毛も思うように成長が出来ないということになります。

頭皮の軟らかさ、厚さ、動きやすさの3つで頭皮の健康状態を把握しましょう。

2-3.抜け毛の量は正常か?

人間は1日に平均で50本~80本の毛が自然に抜けます。多くても100本ほどだと言われているので、1日に100本以内の抜け毛であれば正常です。

そして、抜け毛が健康的な毛であれば、しっかりコシがあり、太いので毛根も問題なしと判断できます。逆に、細かったり、毛根が白くなっている場合は不健康な毛根になっている可能性があります。

1本や2本細くなっていても問題ないと思いますが、あまりにも多いと薄毛が始まり、生え際が後退している可能性を疑った方が良いと思います。

3.生え際後退に有効な対策

生え際後退

いろいろな対策があるので、自分に合った方法を選んで一日でも早く対策をして、生え際後退の悩みから解放されるようにしましょう。

3-1.ファッション・アクセサリの使用

一時的に出かける時などに帽子を使用するのはありだと思います。先ほども話しましたが、蒸れて髪に良くないということにもつながるので、どうしても隠したい時などは帽子の使用も視野に入れていいと思います。

もちろん、ずっと帽子をかぶっているわけにはいかないので、もっと直接髪(生活習慣の改善や育毛剤の使用など)を生やすような対策は必要になります。

3-2.髪型を変える

続いては髪型を変えるということですが、生え際の後退であれば「ソフトモヒカン、ツーブロック、ベリーショート」などがおススメです。

ちなみに、僕はずっと前髪短めのツーブロックにしていました。両サイドを刈りあげていて、前髪も短い分それなりに薄毛をカバー出来ていました。

以下関連記事に薄毛タイプ別のおすすめの髪型や僕のした髪型などについて詳しく記載していますので、是非参考にしてみてください。

3-3.食生活を変える

ついつい乱れがちな食生活ですが、ここに注意し、改善していくだけでも効果を感じていけると思います。食生活を見直してみましょう。

大事なのは、

・3大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)とビタミン、ミネラルをバランスよく摂取する。

・なるべく多くの品目を1日の食事で摂取する。

この2点を意識して、食生活を改善してみましょう。食生活による薄毛の改善について以下関連記事で詳しく記載しています。僕がしてきた食事例も記載しています。

3-4.有酸素運動を生活に取り入れる

有酸素運動は新陳代謝をアップさせて、血流を良くしますので、生活習慣の中に運動習慣もいれましょう。

目安としては30分程度の有酸素運動を出来れば毎日行った方が良いですが、難しい場合は週5回か4回はするようにしましょう。

ジョギング、ランニング、サイクリングなんでもいいです。また、足を使うとポンプの役割もあるので、血液を身体に循環させてくれます。

いつもより1時間早く起きて運動するのもいいし、昼休憩などを利用してやるのもいいと思います。日常生活のなかで時間を見つけて運動する習慣が身に付けば、継続していくのも苦ではなくなります。

3-5.成長ホルモンの動きを活発化させる

先ほど、少し寝る時間について触れましたが、人間が一番成長ホルモンを分泌するのが夜の22時から深夜2時になります。

この時間に寝ておくと、成長ホルモンが大量に分泌して、髪の毛の成長を促進します。夜は寝て、昼間に活発に動くというのは、人間が狩りをしていた時代から続いてきているので、これに逆らおうとすれば当然体調も悪くなるし、脳もうまく働きません。

22時前に寝るのは仕事の関係で難しい人もいると思いますので、遅くても23時ごろまでには寝れるようにしましょう。

3-6.頭皮の血流をよくするマッサージを行う

頭皮の血流マッサージは誰でも簡単に行えます。10本の指の腹を使い、頭皮全体を揉んであげるだけです。

※注意点

・爪を立てない。
 爪で頭皮が傷つく恐れがあります。

・マッサージの時間は5分ほどにする。
 素人がやるとどうしても、ムラが出てしまうのでやり過ぎには注意が必要です。

お風呂の時でもいいですし、お風呂上りでもいいです。寝る前とかにやってもいいです。是非毎日の育毛習慣に取り入れてみてください。

3-7.育毛剤を使う

育毛剤にも種類がありますので、効果のないものやあまりにも高いものは避けたいですよね。

ちなみに、僕は育毛剤を使って薄毛の改善に成功しました。何種類か育毛剤を使ったので、以下の通りおすすめ順に記事をまとめしたのでご参考ください。

3-8.AGA専門病院の受診

AGA専門病院の受診は、費用が高いイメージがありますが、カウンセリングや相談なら無料のところがほとんどです。

僕も受診を考えていましたが、金銭的に余裕がなかったのでまずは手軽に自分で出来る対策を行ってそれでダメだったら受診しようと思っていました。

カウンセリングや相談は無料なのでまずはそこで、カウンセリングを受けてみるのもいいアドバイスをもらえるキッカケになるかもしれません。

実際僕も何回か相談には行きました。病院にもよりますが、丁寧に答えてくれるところもあります。今は、来院なしでオンラインでカウンセリングや相談が出来ることろもあります。

「外に出たくない、カウンセリングしてみたい」という方は試してみるのも一つの手です。

AGAヘアクリニック
こちらはオンラインでの無料相談が可能になっているところです。オンラインで出来るのはAGAで苦労している人にとっては非常に助かります。

オンライン診療対応の【AGAヘアクリニック】

 

AGAクリニックについて以下の記事のような疑問も出てくると思いましたので、よろしければ参考にしてください。

4.まとめ:生え際の後退は薄毛の中でも目立ちやすいが対策も取りやすい

ここまで、「生え際の後退は薄毛の中でも目立ちやすいが対策も取りやすい」ということで、生え際の後退の原因や見分け方、対策について説明してきましたがいかがだったでしょうか?

このページの要点は以下になります。

・生え際後退の原因は、遺伝だけでなく生活習慣や食生活も関係している

・毛穴の数は生まれた時から決まっているので、もともと髪が少ない人もいる

・生え際が正常かどうか確認する方法は、3本の指(人差し指、中指、薬指)を使用すると分かりやすい

・生え際後退の対策として有効なのは、生活習慣をただすことだけでなく、育毛剤の使用やAGAクリニックに通うことも大切である

生え際後退の原因の基本は、遺伝による原因がほとんどですが、それ以外にも「食生活、環境、生活習慣」が原因で生え際の後退を引き起こしている可能性もあります。

まず自分の頭皮状態をチェックして、生え際が少しでも後退しているようであれば、すぐに対策を行っていきましょう。対策をとり、最低でも3ヶ月以上は対策を継続していきましょう。

僕は、対策を始めて2ヶ月、3ヶ月目には、髪の変化を感じ始めましたので、少なくともそれくらいは対策してから効果を感じるまでに期間は必要だと思います。

僕も大分回復してきましたが、まだまだ気になるところはあるので、引き続き継続していきます。

対策をしようと考えたその日が一番早いので、薄毛を克服するチャンスだと思って、一緒に挑戦していきましょう!

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