薄毛かどうかを判断するには頭皮の状態と髪質のチェックが重要

薄毛かどうかを判断するには頭皮の状態と髪質のチェックが重要」ということで話していきます。

自分が薄毛かどうか気になったことはないでしょうか?

普段何気ない生活の中では気にしないという人もいると思います。

実は、抜け毛の本数が増えること以外にも多くの薄毛のサインというのがあります。

セルフチェックで薄毛かどうかを判断できるように、頭皮や髪の変化のサインを説明していきます。

薄毛は毛髪量の減少やコシが無くなるなどの事以外にも危険信号を出している場合があります

それが、頭皮の状態やフケの種類や多さなどになります。

これらの頭皮が出す信号をいち早く気付くことが、薄毛の早期治療に繋がります。

一つずつ髪質や頭皮の変化のサインを見ていきましょう。

1.髪型が決まらない

髪型 決まらない

ヘアサイクルが乱れると髪の毛も十分に成長出来なくなってしまいます。

成長期が無く、十分に成長出来ない毛は当然細く、産毛のような弱い毛になってしまいます。

髪の毛の栄養が無く、細くなっていくということは、抜け毛が増えていなかったとしても、薄毛であることが目立ちやすくなります。

抜け毛が増えて、髪の毛の変化に気づく人は多くいますが、髪の毛が細くなってくることには気づく人は少ないです。

・いつもの髪型が決まらない

・何かいつもと違う

・ハリやコシが無く、弱弱しい

・髪の毛を束でつかんだ時の太さが違う

など髪質の変化は、髪からの異常サインの場合があります。

いつもと違うと感じる場合は、薄毛の進行のサインかもしれませんので、注意深く確認しましょう。

髪質の変化は見た目の印象も大きく変えますので、変化に気づいた場合はすぐに対策をしましょう。

2.頭皮の痒みやフケは防御機能の低下

頭皮 バリア機能低下

僕たちの身体を全て覆っているのは皮膚になります。

この皮膚の厚さは身体の場所によって異なってきます。

皮膚の一番表面は表皮といいます。

この表皮の厚みは、一番厚いのが、手のひらや足の裏で、約1㎜あります。

一方、薄い部分ですと、0.1㎜程度しかありません。

厚いところと薄いところでは、約10倍の差があります。

頭皮の厚みは0.1㎜~0.3㎜と言われています。

皮膚の造りとしては、一番上が表皮で、次に真皮で、その下が皮下組織になります。

2-1.皮膚のターンオーバーとは

皮膚の構造

0.1㎜程度の表皮にもいくつかの層があります。

上から順に、角質層、顆粒層、有棘層、基底層に分かれています。

表皮の一番下の基底層で皮膚が作られています。

作られた表皮は角質層に向かって上がっていき、そこで死んで角質細胞になります

そして、はがれ落ちていきます。

この角質細胞がはがれたものが、フケになります。

基底層で皮膚が作られ、角質層まで上がり、そこで角質細胞に変わってはがれ落ちる一連の流れを「ターンオーバー」といい、約45日で表皮は生まれ変わっていると言われています。

ターンオーバーは一般的には、45日程度だと言われていますが、かかる日数には28日~56日と幅があると言われています。

2-2.頭皮の痒みとフケの増加はバリア機能の低下

角質細胞がはがれたものをフケを呼びますが、正常にターンオーバーが行われていたら、フケは目で見て気になるような大きさではありません。

角質層は外からの異物侵入や皮膚内の水分を保つ大事な役割を果たしています。

0.02㎜というとても薄いそうですが、これが、何重にも積み重なって、丈夫な角質層を形成しています。

様々な刺激から頭皮を守ってくれる角質層ですが、年齢を重ねていくにつれて、バリア機能は低下していきます。

しかし、加齢による原因以外でもバリア機能が低下することがあります。

ヘアサイクルの乱れや新陳代謝の低下、血行不良など、様々な原因が存在します。

頭皮のバリア機能が低下してしまうと

・異物による炎症を起こす

・自然にはがれ落ちるはずの角質層が異常にはがれてしまう。

・頭皮の乾燥がひどくなる。

・痒みが生じる

など、痒みを頻繁に感じることや、フケが異常に増えて大きさも目立つ場合は皮膚のターンオーバーがうまく行われていないということになります。

このようにターンオーバーがうまくいっていなく、様々な頭皮トラブルを起こすことは薄毛にも繋がってしまいます。

頭皮に異常を感じる場合も薄毛を疑い定期的に確認しましょう。

3.フケの種類で分かる頭皮の健康状況

頭皮 異常

 先ほど、表皮の表面にある角質層がはがれ落ちたものがフケであると説明しました。

通常は目で見ても気にならない程度の大きさなのですが、

これが、異常に大きい場合は頭皮を守るバリア機能の低下を表している場合が多いです。

頭皮の状態がどのように悪化しているかは出てくるフケの種類によって見分けがつきます。

主にフケは2種類あります。

・湿っていてカタマリの状態

・乾いていて、細くさらさらの状態

この2種類のフケが意味する頭皮の状態について説明していきます。

3-1.湿ったカタマリのフケ

湿ったカタマリ状のフケは頭皮が過剰に脂を分泌している状態です。

髪の毛1本1本には毛包があり、そこから、皮脂を分泌する皮脂腺がそれぞれついています。

通常は皮脂を分泌して、汗などと混じり合って皮脂膜となり、髪を守ってくれるバリアとなります。

しかし、シャンプーの回数が異常に少なかったり、しっかりと頭皮を洗いきれない場合は、皮脂が毛穴に詰まり、臭いの元となったり炎症のきっかけになります。

炎症が酷くなれば、脂漏性皮膚炎になることもあります。

そして、脂漏性皮膚炎が悪化すると、脂漏性脱毛にも繋がることがあります。

脂漏性脱毛は、大量にフケが発生し、それによって一気に脱毛してしまうことです。

乾燥肌の人と脂性肌の人では、使用するシャンプーの種類や頻度も異なります。

自分自身の頭皮の状況をみて使うシャンプーの種類と頻度を変えましょう。

そして、シャンプーの仕方も見直しましょう。

3-2.乾いた細くサラサラなフケ

このタイプは先ほどの脂性肌の反対で乾燥のしすぎによるものになります。

いわゆる乾燥肌タイプに多く見られる症状です。

皮脂の分泌量がそんなに多くないのにシャンプーの頻度がかなり多い場合や、シャンプーの使い過ぎなどが原因です。

過度のシャンプーによる洗いすぎは、皮脂を過剰に洗い流してしまうので良くありません。

過度なシャンプーにより皮脂が過剰に流されると頭皮を守るどころか、ちょっとした刺激でも炎症などの頭皮トラブルを引き起こしかねません。

ある程度の皮脂は頭皮と髪の毛を守るためには必要なので、洗いすぎには十分注意しましょう。

このタイプもシャンプーの選び方と使用方法に気を付けましょう。

5.まとめ

薄毛かどうかを判断するには頭皮の状態と髪質のチェックが重要」ということで話してきましたが、思い当たることはないでしょうか?

・いつもの髪型が決まらない

・フケの量が異常に多い

・フケの状態が異常に固まっていたり、さらさらしていたりする

などの状態は頭皮と髪の毛からの異常のサインかもしれません。

これらは、日常の生活習慣の乱れや食生活の偏りによるヘアサイクルの乱れからくるものもあります。

また、自分自身の肌質にあったシャンプーを使用するというのも大事になります。

乾燥肌と脂性肌タイプでは使用するシャンプーを変えるのも手です。

シャンプーの仕方や使用量にも注意しましょう。

頭皮や髪の毛からのサインを敏感に感じ取り、異常を早期に発見しましょう。

早期発見と早期対策が一番の薄毛対策に繋がります。

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